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エンコースティック作品の取り扱い (Proper Care of Encaustic Art)

    ※ In English: 英語版はこちら お待たせ致しました! アートに関して、いろいろとリクエストをいただいており、中でも日本国内の方々から「エンコースティック・アートの取り扱い、保管方法」に対するご質問や記事の依頼もだいぶ前からいただいていた中、ついに日本語で掲載します! そしてこの場をお借りして、昨今、そしてもちろん過去も含めて私のアートをご購入いただいた方々に深く感謝いたします。💕 制作中は必ずしも「単に楽しい」というわけではありませんが、作品はすべて、「大切な愛すべき人」や「貴重な宝石」のようなものです。私の愛、魂、気持ち、アイデア、イマジネーション、思考、知識、コンセプト、経験、そして私たちの生きている時代が、作品に凝縮されています。こういった「レイヤー(層)を重ねる」という点で、エンコースティックはまさに私に適している画材・手法でもあります。 創ったアートを手放すのが惜しかったりもしますが(笑)、新しい所有者・コレクターの方々が興味を持ってエキサイトしてくれるのをまのあたりにすると、私も更なる大きな喜びとエネルギーを感じます。作品たちが、新しい家や会社・オフィスほか様々な場所で、それらに触れる人々を祝福し、人生や気持ちが豊かになるよう、いつも祈っています。 さて、エンコースティックの画材自体、海外でも油彩などに比べても高価で、技法もバリエーションに富んで手間がかかるため、国内ではさらにこの技法を主に使っている美術家・アーティストは多くないため、確かに日本語での情報は英語に比べて少ないようです。「取り扱い方」は、気になるところかもしれません。ちなみに、今回このページにあげているアートはすべて「 Stars and Desert (星と荒野・砂漠)」のシリーズからです。 今回は購入者目線でお伝えしますが、これからエンコースティックをやってみようという制作者側の方々にも役立つと思います。 まず一番聞かれるのが、 エンコースティック作品の蝋(ろう)は暑い時期、溶けてしまわないの?   大丈夫です、溶けません。確かに日本の夏は非常に暑いですが💦、エンコースティックの構成要素である蜜ろうは通常、約65℃前後、蜜ろうを原材料としたエンコースティック絵具やメディウムは 71℃(160°F)前後で柔らかくなり始めますので、通常の生活環境で、飾ったり、保管したりする限り、問題ありません。エンコースティックは、蜜ろうに天然ダンマル樹脂(レジン)を加えたものなので、単なる蜜ろうや蜜ろう画よりも強固で 耐久性があります 。制作時は、通常93℃ (200ºF) 以上にならないと、このろう絵具エンコースティックは溶けません。 ただ一概にエンコースティック作品といってもアーティストによって使用する材料、あるいは独自に作るエンコースティック絵具の構成要素(天然ダンマル樹脂と蜜ろうの比率)によっても、溶け始め温度が多少変わります。多くの本格的なアーティスト同様、私も通常自分で作るのですが、硬さや溶解温度は「レシピ」によって変わります。 通常、エンコースティック・アートは、1.7℃〜48.9℃ (35〜120ºF)の間で保管する必要があると言われているので、このぐらいの温度を頭に入れておけば安全です。 ということで、購入したアートが溶けてしまうことはほぼ稀です。ただし、うっかり…. 👉 <重要>X 夏に駐車中の車の中に放置するのは、短時間でも高温になる可能性があるので、気をつけてください。特に作品を移動中・輸送中の温度変化にも注意が必要です。 溶けなくても、過度な高温で作品が傷んでしまいます。エンコースティックに限らず、油彩や水彩、ファインアート写真等、他種のアート・美術品でも同様ですね。 以下は避けて保管・飾ってください X 直射日光のあたる場所 X 湿気の多い場所(お風呂場/洗面所等) X 極端に暑い場所、寒い場所  … Continue reading

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